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近代建築史>奈良国立博物館 | |
建築物名 奈良国立博物館 |
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近代建築史 設計者 片山 東熊 所在地 東京都 竣 工/1894年 |
奈良市登大路町にある、独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館。 奈良国立博物館は、「帝国奈良博物館」として、1894年(明治27年)に建てられたもので、本館の設計者は、宮廷建築家として有名な『片山東熊』です。 本館は、フレンチ・ルネサンス様式のレンガ造りの建物で、ヨーロッパの宮殿を思わせるような、淡いイエローカラーの外壁は、桁や窓縁のグレーの石材と調和し、美しいコントラストを見せています。 奈良で最初の西洋建築として注目され、入口を中心に左右対称の平屋造り、耐震のため窓を少なくし、屋上から光を採り入れる工夫など、堅固で重厚感ある造りです。 赤阪迎賓館などを設計した片山東熊の代表的な作品で、重要文化財にも指定され、現在、日本にある4つの国立博物館のひとつとして、仏教美術などを中心に、展示・保管されています。 奈良国立博物館の本館は、2010年に「なら美術館」と名前を変え、仏像専門の展示施設となり、2016年4月には、展示室が大幅に改装され、今も多くの来館者を集めています。 |
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