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近代建築史 | |
建築物名 ロンシャン教会 |
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近代建築史 設計者 ル・コルビジェ 所在地 フランス 竣 工/1955年 |
フランスの東部、フランシュ・コンテ地方のロンシャンにある教会。正式名称はノートルダム・デュ・オー礼拝堂です。 20世紀を代表するスイス人建築家『ル・コルビュジエ』が設計し、1955年に建てられました。ル・コルビュジエの後期の代表作です。 ル・コルビュジエは、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれています。 外観は、シェル構造の特徴的な屋根、鉄筋コンクリート造にスタッコで仕上げられた白くて分厚い壁で、正面ファサードは蟹の甲羅を形どったとされる独特な表情をしています。曲線を使った造形は、見る角度で趣を変え自由で抽象的です。 内部空間は、南面の壁に無数の窓があり、さまざまな原色ステンドグラスがはめ込まれていて、そこから差し込む外光の拡散(チンダル現象)により、礼拝堂が神秘的な光の間となるよう造られています。 静かな片田舎の丘に建つ教会は、「祈りのための静寂な場所」として、ル・コルビュジエが設計し、その方舟(はこぶね)にも似た自由な造形から、伝説的な側面も持ち合わせ、建物までもが崇拝の対象と変化していきました。 彼が追求した従来の、機能性・合理性を重視したモダニズムの表現とは異なり、新しい芸術家的な一面を表現したポストモダンな作品と言えます。 |
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