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近代建築史 | |
建築物名 ファンスワース邸 |
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近代建築史 設計者 ミース・ファン・デル・ローエ 所在地 アメリカ・イリノイ州プラノ 1950年 |
ファンスワース邸 アメリカ、イリノイ州プラノのフォックス川河畔に建てられた、エディス・ファンズワースの週末別荘です。 ドイツの代表的建築家『ミース・ファン・デル・ローエ』により、1950年に建てられたもので、モダニズムの原点といえる建物です。 ミース・ファン・デル・ローエは、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれています。 川の増水期に冠水するのを防ぐため、高床の構造になっており、この床と一枚板の屋根との水平ラインが、美しいデザインの強調になっています。 また、骨組が真っ白な直線の鉄骨のみで、全面ガラス張りという外観は、これまでの住宅の概念を覆す斬新なデザインですが、周囲の緑にも映え、自然とうまく調和しています。 内部は、キッチン、浴室、トイレのコア部分以外には、間仕切壁をもたず、完全なワンルームのシンプルな構造で、住む人が最大限に広く、また自由に使える空間として「ユニバーサル・スペース」と名付けられました。 ミースは建物の素材や意匠等にも妥協せず、「神は細部に宿る」とする、細かいところまで配慮した美と機能へのこだわり、また「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)という、ミースの哲学の代表作で、今も多くの人々を魅了しています。 |
試験出題例 ミース・ファン・デル・ローエが設計したファンズワース邸(アメリカ)は、中央コア部分以外に間仕切壁をもたず、外壁が全てガラスで覆われた住宅である。解答 ○ |
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