アントニ・ガウディ
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アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi i Cornet レウス - 1852年6月25日 バルセロナ - 1926年6月10日)は、スペインのカタルーニャ地方出身の建築家。
日本ではアントニオ・ガウディと呼ばれることが多いが、これはスペイン語(カスティーリャ語)式の名前で、カタルーニャ語ではアントニとなる。あまり裕福でなかった彼は、26才のとき、パリ博覧会に出品した手袋屋のショーケースが富豪、エウセビオ・グエルの目に留まり、グエルの依頼で多数の設計を行った。これによりガウディはモデルニスモの代表的建築家として名が高まった。1883年にはサグラダ・ファミリア(聖家族教会)の設計引継の依頼を受けた。この過程で彼は信仰に目覚め始め、1914年以降は他の仕事を断って、サグラダ・ファミリアの設計をライフワークとした。しかし、1926年教会にミサに向かう途中、路面電車に轢かれた。晩年身なりに気をつかわなかったため、貧民の為の病院に運ばれ、それで手当てが遅れたために、三日後に息を引き取ったと言われている。同教会は未完成で、現在も工事が続けられている。 |