建築遺産の旅東洋建築史

ラオスで暮らしてみたい、ロングステイ、旅してみたいと思う人にラオスのタート・ルアンをご紹介いたします。


東洋建築史
建築物 タート・ルアン

建築年代16世紀

所在地 ラオス


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タート・ルアン

[所在地] ラオスの首都ヴィエンチャンにある、ラオスを代表する仏塔。

タート・ルアンは、16世紀半ば、セタティラート王によって、クメール様式仏塔の廃墟をもとに建立されました。ラオス語で「タート」は塔、「ルアン」は大きいという意味で、ラオス国の象徴とされる存在であり、国章や紙幣にも描かれています。

高さは約45m、ラオス最大の仏塔で、中央に一基の塔がそびえ、その周りを小さな尖塔が整然と美しく並び、全体が黄金に光り輝いています。塔の正面には、セタティラート王の像があり、釈迦の胸骨が納められているとされる仏塔への通路には、古い仏像の一部や、板碑が並べられていて、クメール王朝時代をしのばせます。

隣接する建物は「ワット・タートルアンヌア」という、ラオス仏教界最高位の僧が住む宮殿で、流れるような曲線の屋根と、鮮やかな色彩が目を引く、ラオスらしい美しい建物です。

このタート・ルアンでは、毎年旧暦十二月に「タート・ルアン祭」が盛大に行なわれ、国内外から多くの観光客が押し寄せ、また、ラオス全土の僧侶がこの地を目指して集まり、ヴィエンチャンの町が最も活気に溢れます。



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