建築遺産の旅東洋建築史 

カンボジアで暮らしてみたい、ロングステイ、旅してみたいと思う人にカンボジアの世界遺産アンコール・ワットをご紹介いたします。

東洋建築史
建築物 アンコール・ワット
建築年代 12世紀前半
所在地 カンボジア

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アンコール・ワット(Angkor Wat)

[所在地]
カンボジアの北西部にあるアンコール遺跡の一つで、遺跡群を代表する寺院建造物。「アンコールの遺跡群」として世界遺産に登録されています。

[ご紹介]
古代アンコール朝の第18代王スールヤヴァルマン2世が1113年に着工、約30年かけて建造され、アンコール遺跡の中で最大規模を誇ります。
 
アンコール・ワットは濠に囲まれた、左右対称の美しい姿の寺院で、3重の回廊からなるピラミッド状の構造をしており、第3回廊の中央には高さ65mの中央祠堂(中央伽藍)がそびえ立っています。

中央祠堂は宇宙の中心・神の住む場所とされ、急勾配の階段を登ると、遺跡全体と雄大な景色を見ることが出来、多くの観光客が訪れるスポットです。
 
また遺跡に施された壁画やレリーフも素晴らしく、柱や壁面、屋根の文様など基本パターンが繰り返され、建物全体に統一感があり、計算された高い美意識が感じられます。 

ヒンドゥー教の宇宙観を地上に具現化したアンコール・ワットは、単に寺院というより町の様相であり「寺院によって造られた王都」という意味をもつ「アンコール・ワット」の名のように、自らを神と崇めた歴代王の、権力の証しでもあります。

1860年にアンリ・ムオにより再発見され、その後、内戦で廃墟となりましたが、各国の支援や保護活動によって修復が行われ、アンコール朝の高い芸術性と美意識を今に伝えています。





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