建築遺産の旅東洋建築史 

台北城の小南門

建築年代  1884年
所在地 台湾 台北

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台北城

[所在地]
台湾の台北市にかつて建設された城郭で、小南門は跡地に残された4つの門のうちの1つ。城門は中華民国の一級古墳に指定されています。

[ご紹介]
清朝末期の1884年、防衛の目的で建てられた台北城は、幅4m、高さ5m、総長約4kmの堅固な城壁で、内部には統治機関や廟などが集まり、政治や宗教の中心地として機能していました。

一般的な中国の城郭には4つの門がありますが、台北城は西門、東門、北門、南門、小南門と5つの門があり、これは小南門の方向に住んでいた豪商が、出入りに便利なように、寄贈する形で追加したとされています。

1895年、日清戦争で日本が勝利すると、台北城も日本の支配下となり、城壁と西門は取り壊されて、東門、北門、南門、小南門の4つの門だけが残りました。

残された門は、その後、上部のみが中国北方様式で建て直しされ、石積みの台座に緑色の瓦と赤い柱、極彩色の装飾がある門に変わりました。

台北城は、完成後10年あまりで日清戦争に巻き込まれ、そして日本統治による城壁の撤去と、実質的に30年しか存在せず、残された門だけが歴史の証人として姿をとどめています。





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