西洋建築史 


西洋建築史
建築物 コロシアム
時代区分 ローマ
所在地 イタリア・ローマ




イタリア、ローマの中心部にある、古代ローマ時代の円形闘技場。世界遺産「ローマの歴史地区」のなかの数ある遺産のうち、特に有名な遺構の一つです。

古代ローマ帝国の皇帝、ウェスパシアヌスが建立させ、西暦80年に完成しました。外観はアーチ型が並ぶ4階建てで、1階はドーリア式、2階はイオニア式、3階はコリント式の様々なアーチ型で構成され、周囲527m、高さ48.5m、5万人を収容出来るその巨大さは、ローマの力の象徴でした。

内部の中央アリーナでは、剣闘士や猛獣との格闘が行われ、見世物として市民を熱狂させ、地下6mの迷路のような空間には、檻に入れた猛獣を舞台にせり出す昇降機もあり、ショーを盛り上げていました。

このように、ローマ皇帝は、市民に娯楽を与えることで治安の維持をはかりまた身分によって分けられた客席は人々に身分制度を意識させ、帝国の秩序を保とうとしたと言われています。

中世以降、教会や貴族の館を建設するために、コロシアムの大理石を切り崩して使用されたため、現在は半周程度が残っていますが、今も古代ローマの象徴として人々にとらえられています。


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年代・様式 代表的建築物
B.C.
エジプト
ギザのピラミッド
スフィンクス
アブシンベル大神殿
B.C.5〜6
古代ギリシャ
パルテノン神殿
エビダウロスの神殿
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B.C.2〜A.D.2
ローマ
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A.D.3〜11
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A.D.11〜12
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ミラノ大聖堂
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パラッツォ・メディチ
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A.D.19
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