西洋建築史 


西洋建築史
建築物 カラカラ浴場
時代区分 ローマ
所在地 イタリア・ローマ





カラカラ浴場
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カラカラ浴場(カラカラよくじょう、イタリア語: Terme di Caracalla、Antoniniane)は、イタリアのローマにある古代ローマの公衆浴場あるいは「テルマエ」(thermae)。カラカッラ浴場とも表記されることもある。

212年から216年にかけて、カラカラ帝の治世に造営された。構成は225mの長さに185mの幅、おおよその高さは38.5mほどで、あちらこちらに2,000から3,000の浴槽を設置できた。「フリギダリウム(frigidarium)」と呼ばれる「冷室」と 「テピダリウム(tepidarium)」と呼ばれるこの浴場には「温室」と「カルダリウム(caldarium)」と呼ばれる「熱室」と二つの「パライストラ」という、今でいう「ジム」のようなものさえあった。機構の一部はまた水を引き入れるaqueduct (w:en:thermaeあるいは貯水所)であった。

建物は「ハイポカウスト」というシステムによって加熱されていた。供されたアクエドュクトによって付加された水の加熱をするために、地下で石炭を燃焼させるシステムである。これは19世紀まで使用されてきた。

カラカラ浴場の建物群は、ただの浴場よりもむしろ娯楽性の高いレジャー施設であった。また、古代ローマの帝政期以降は男性間の同性愛行為がごく自然な性行為と見なされていた事もあり発展場としての役割もあった。「浴場」は公立図書館の建物群の中の附属建造物であり、この図書館は同じ大きさの2つの部屋にそれぞれギリシャ語とラテン語の書物が収蔵されていた。

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年代・様式 代表的建築物
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