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西洋建築史 | |
西洋建築史 建築物 パンテオン 時代区分 ローマ 所在地 イタリア・ローマ |
パンテオン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 パンテオン(Pantheon)は、ローマ市内のパラティヌスの丘に建造された神殿。元々はさまざまなローマ神を奉る万神殿であった。 最初のパンテオンは紀元前25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造された。ローマ市内の建築物についてアウグストゥスとアグリッパは明確な役割分担を持っており、アグリッパが建造した神殿はこのパンテオンのみである。このためパンテオンはもともとアウグストゥスを奉ることを予定していたが市民の反発を避けるため万神殿に変更されたとの説もある。このパンテオンは後に火事で焼失している。 2代目のパンテオンは118年から128年にかけて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建された。現在ローマで見ることができるのはこの再建されたパンテオンである。 建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達するが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じる。 床からドーム頂部までの高さは直径と同じ43.2mで、頂上部分には採光のための開口部があり、ドームの質量を感じさせない。ローマ神が信じられなくなったあとも、この象徴的な空間性によって、608年頃にはキリスト教の聖堂となり、破壊を免れた。建物自体が非常に改築されにくいものだったので、この荘厳な空間は、今日でも見ることができる。 ラファエロの墓もここにある。 |
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西洋建築史 | |
年代・様式 | 代表的建築物 |
B.C. エジプト |
ギザのピラミッド |
スフィンクス | |
アブシンベル大神殿 | |
B.C.5〜6 古代ギリシャ |
パルテノン神殿 |
エビダウロスの神殿 | |
エレクテイオン | |
B.C.2〜A.D.2 ローマ |
パンテオン |
コロシアム | |
カラカラ浴場 | |
A.D.3〜11 初期キリスト教 ビザンチン サラセン |
サンタ・マリア・マジョーレ |
ハギア・ソフィア大聖堂 | |
サン・マルコ寺院 | |
アルハンブラ | |
A.D.11〜12 ロマネスク |
ピサ大聖堂 |
ウォルムス大聖堂 | |
シュパイアー大聖堂 | |
A.D.12〜15 ゴシック |
ノートルダム大聖堂 |
シャルトル大聖堂 | |
ケルン大聖堂 | |
ウエストミンスター寺院 | |
ミラノ大聖堂 | |
サン=ドニ大聖堂 | |
A.D.15〜17 ルネサンス |
フィレンツェ大聖堂 |
パラッツォ・メディチ | |
サン・ピエトロ大聖堂 | |
カンピドリオ広場 | |
ルーブル宮 | |
A.D.16〜18 バロック・ロココ |
セント・ポール寺院 |
ヴェルサイユ宮殿 | |
A.D.19 古典主義 |
パリ凱旋門 |
イギリス国会議事堂 |
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