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■ 柱間隔
鉄筋コンクリート造の建物を計画する上で最も重要なことは、柱間隔(スパン)を決定することです。鉄筋コンクリート造2階建延べ面積290m2程度のスパンは5mから8mが適しています。4つの柱の中心線で囲まれた(グリッド)面積は、30m2から50m2程度が経済的に好ましく、二級建築士の製図においても5x6,5x7,6X6,6x7,7x7のようなグリッドを採用します。
建築物を総2階と想定すると、左図のように、柱スパン5x7を4グリッドで延べ面積280m2、柱スパン6X6を4グリッドで288m2となります。この2種の構造を基本的な形状として把握しておくと、建物規模の目安になります。
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また、課題条件によっては、1階より2階の床面積が小さく、一部平屋、また、総2階とし2階部分に大きな吹抜を計画しなければならない場合があります。下図に3例を示していますが、吹抜や玄関ポーチ、バルコニーなどを設け面積を調整することも有効な手法です。 |
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柱は、X,Y方向に規則正しく配置し、そのスパンもX,Y方向ごとに統一されているほうが、構造的に安定した建築物といえますが、要求室面積によっては、一部の柱スパン寸法を変えなければ計画できないこともあります。その場合は1グリッドだけのスパンを変えるのではなく、左図のように通りのスパンを同じにすることが重要です。 |
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