二級建築士「学科の試験」独学カリキュラム2024 |
●二級建築士「学科の試験」に合格 |
建築士.comでは、独学で二級建築士「学科の試験」に挑戦する人を応援しています。資格取得スクールに通われる方は、そのカリキュラムに沿って学習していくと間違いなく合格レベルに達することができるでしょう。もちろん本人の努力が必要ですが、長年の実績がそれを物語っています。スクールに通えば、同じ教室に仲間ができ、刺激しあいながら学習できます。自己管理が苦手な方はスクールに通われることをお薦めします。
しかし、二級建築士は独学で合格された人が大勢います。私の周りにもいますし、皆さんの周りにもきっといるでしょう。独学でも取得可能な資格なのです。独学の難しさは、やる気をいかに継続させるかにあると思います。しっかりと学習計画を立て、様々な誘惑に負けないように自分自身を管理することが大切です。
●まず、時間と場所を確保してください |
1日に1時間30分を2コマで計3時間の学習時間を作ってください。平日に時間が確保できない人は日曜日も有効に活用してください。個々にオリジナルのカリキュラムを考えられる場合にも、集中力が持続できる「1時間30分」を1コマとするのが良いでしょう。場所も大事です。落ち着いて勉強に取り組める静かな場所、いつも同じ机が良いでしょう。そこに座れば勉強するという習慣をつけるようにしてください。二級建築士の学科試験は、一夜漬けで攻略できるものではありません。毎日、こつこつと知識を積上げ、合格を勝ち取ってください。 |
●独学カリキュラム |
1月・2月・3月中旬はポイント参考書を中心に計画、法規、構造、施工の4科目を約10週間で一通り学習します。
不得意な科目がある場合は、その科目に重点を置き時間配分を変更してください。特に構造の計算問題、法規では法令を理解することなどには時間がかかります。早い時期に基本的な事項を整理しておくことが大切です。
3月中旬・4月・5月中旬は分野別問題集を約8週間徹底的に学習します。問題集1回目は、参考書や問題集の解説を併用しながら取り組みます。問題集2回目は、理解していない部分は、再度、参考書を確認します。問題集3回目は、問題集1冊全ての問題に取組みます。
5月中旬・6月は年度別問題集を約7週間用います。今現在のあなたの実力を模擬試験で判断します。計画13点、法規14点、構造14点、施工13点、総得点60点(令和4年)を取ると本試験で合格できますが、過去問ですので満点を目指してください。
例年、過去に出題された問題が繰り返し出題されています。過去問題を理解することが学科試験突破の最も有効な攻略法です。もちろん過去に出題のない新しい問題もありますが、参考書と問題集を理解していけば解けるはずです。
※月別のスケジュールを参考にしてください。 |
●計画攻略法 |
二級学科「計画」の過去の出題を分野別に見ると、環境工学7問、計画各論9問、設備7問、意匠建築史2問程度と、例年同じような傾向にあります。その内容についても類似しているものが多く、過去問題を数多くこなすことが計画攻略の第一歩です。ただ、問題集を数回繰り返すと見ただけで解答が分かるようになってしまいます。選択肢一つ一つを吟味し、誤っている記述はどのように表現を変えると適切な文章になるかを検討し、より理解を深めてください。 |
●法規攻略 |
二級学科「法規」では、25問中、建築基準法関係が約22問、残りの3問は、建築士法や関連法規から出題さています。参考書、問題集をチェックするときは必ず法令集を開いてください。最初は面倒でしょうが1問づつ基準法を開き、この選択肢は何条の何項に該当しているので○、この選択肢はXというように条文に照らしながら進んで下さい。繰り返し解くうちに基準法のどこに書いてあるか分かるようになります。また、法令集に添付されているインデックスを活用することも大切です。法規の試験の解答は全て法令集の中にあります。その法令集を持ち込んでいいのですから、総合点数は法規で稼ぎたい。 |
●構造攻略 |
二級学科「構造」の出題は、建築材料・構造力学・各種構造の3つに分類でき、次のような内訳です。
建築材料―― 5問程度
構造力学――10問程度
各種構造――10問程度
このうち、構造力学の計算問題は毎年5問ほど出されています。構造計算が不得意な人もいるでしょうが、基本的な公式や考え方などを覚えておけば解ける問題です。電卓を持込めないことからも、煩雑な計算はないと予想できます。学習するときには頭の中だけではなく、ノートにきちんと計算式を書くことが覚えるコツです。 |
●施工攻略 |
二級学科「施工」は木工事、鉄筋工事やコンクリート工事などの各種工事はもちろん、積算、測量、契約についても出題されています。各種工事では、建築工事標準仕様書・建築工事共通仕様書を根拠にした問題が多く出題されます。注意したいのは、試験に用いられるこれら仕様書の用語と、日ごろ現場で使っている言葉が異なる点です。現場では商品名や一般的よび名などが使われており、試験用語とのすり合わせが大切です。積算は建築数量積算基準、契約は民間連合協会の工事請負契約約款に基づいた問題が出されています。これらの出版物にも目をとおしておきたいものです。 |
●ポイント参考書 |
計画、法規、構造、施工の4科目が1冊にまとめられ、要点が整理されています。各講の最後に例題がありますので必ず取り組み問題に慣れてください。この1冊を全て理解し覚えておけば合格間違いないと思います。Amazonや楽天ブックスで販売されています。
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●分野別題集 |
全問題を傾向別に完全配列してあり、系統的な学習ができます。同じ趣旨の選択肢であっても、言い回し等の違いによる正誤も注意深く確認してください。Amazonや楽天ブックスで販売されています。
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令和6年度版 2級建築士試験学科厳選問題集500+100
発行年月:2023年12月
著作:総合資格学院 出版社:総合資格
初学者も多い2級建築士の学科試験を効率よく学習するため、過去問題の中からポイントとなる問題を科目別に500問ピックアップしました(各学科125問)。さらに最新の令和5年本試験問題100問を収録。
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●年度別問題集 |
今現在のあなたの実力を模擬試験で判断します。計画13点、法規14点、構造14点、施工13点、総得点60点(令和4年)を取ると本試験で合格できますが、過去問ですので満点を目指してください。
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令和6年度版 2級建築士試験学科過去問スーパー7
発行年月:2023年11月
著作:総合資格学院 出版社:総合資格
初学者も多い2級建築士の学科試験においては、必要な知識を体系的に理解しておぼえていくための、効率的な学習を行うことが必須になります。
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●建築基準法令集 |
法令集は新しい物を準備してください。二級建築士の試験は、1月1日現在において施行されているものにより解答することになります。法令は毎年のように改正されていますので、必ず新しい法令集を入手してください。Amazonや楽天ブックスで販売されています。
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令和6年版 建築関係法令集 法令編
発行年月:2023年11月 (11/08出版予定)
著者:建築法規編集会議 出版社:総合資格
ワイドサイズで、見やすい!建築士試験に必須!掲載条文が豊富で、表関係も見開きで掲載され見やすい。
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※月別のスケジュールを参考にしてください。
二級建築士WEB問題集 |
それぞれの学習法により身に着けた知識をチェックできるよう約1500問の○×式問題を無料公開いたします。満点になるまで何度でも繰り返し挑戦してください。
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建築遺産の旅 |
建築士試験に出題された近代建築史、日本建築史、西洋建築史の重要事項を掲載しています。特に近代建築史では、設計者と建築物の関係を画像で印象付けて覚えてください。
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建築 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) |
解らない建築用語はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で検索してみましょう。様々な切口の解説があり、学習効果は抜群です。 |
2級建築士製図対策室 |
ニ級建築士「設計製図の試験」の制限時間は5時間。この時間内で要求される図面を完成しなければなりません。2級建築士製図対策室では、製図試験の概要、二級製図答案例、製図練習課題、製図WEB講座などを準備しています。
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書籍を出版しました |
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設計製図の試験には、製図用具を持参しますが、この製図道具にはこだわりを持ってください。 |
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建築士.comオリジナル設計製図用紙 |
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