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 二級建築士STEP製図講座  

2階床伏図兼1階小屋伏図の作成


●部材断面寸法の決定
床梁のサイズや決め方は講習会や書籍により、また、実務においても工務店や大工さんにより様々です。ここでは試験対策として決定プロセスが分かり易い、構造耐力上十分な以下の手法を採用して参ります。既に実務などで断面算定方法を習得されている方は、その手法を用いられても構いません。

●床梁・胴差断面寸法の決定
部材断面寸法表を参照し、各部材の断面寸法を確認してください。(頭つなぎは床荷重を負担しないものもありますが、ここでは梁として算入しています。)







垂直方向
@ スパン3640 120×300(荷重無し)
A スパン3640 120×300(荷重無し)
B スパン1820 120×360(床梁E が掛かる為同サイズ)
C スパン1820 120×360(床梁E が掛かる為同サイズ)
D スパン1820 120×300(床梁F が掛かる為同サイズ)
水平方向
A スパン1820 120×300(床梁@が掛かる為同サイズ)
B スパン3640 120×300(荷重無し)
C スパン3640 120×300(荷重無し)
D スパン1820 120×180(柱1+梁1)
E スパン3640 120×360(柱1+梁1)
F スパン3640 120×300(荷重無し)
GHI スパン3640 松丸太180φ

注)床梁が受ける胴差よりも大きくなった場合は、胴差の寸法を床梁以上の寸法とします。
部材を延長している部分がありますが、試験対策としては負担するスパンのみを考慮しておけば良いです。

●部材断面寸法表
断面寸法表は、基準寸法+(柱、梁が架かる合計数×30)であることが分かります。基準寸法さえ覚えおけば大丈夫です。スパンと荷重の架かる数がいくつかによって、使用する部材断面がいくつになるかが決まります。以下の表は、部材断面寸法を決定する際の目安となる数値です。絶対にこれらの数値を用いなければならないということではありませんが、試験ではこれらの数値を参考とすると決定しやすくなります。

●小屋梁断面寸法
小屋梁の断面は荷重負担により、サイズを小さくすることも可能ですが、ここではスパンだけを算定根拠としています。



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