隣地境界線までの距離が2,275mm、軒の出が455mmの場合(1階部分)
採光補正係数=D/H×6-1.4=1,820/4,170×6-1.4=1.218(住居系の地域の場合)
開口部面積=1,67×1.10=1.837(幅1,670mmは1,820mmの柱間にアルミサッシを設置した場合の有効寸法)
有効採光面積=開口面積×採光補正係数=1.837×1.218=2.237>1.892(居室8畳) OK
隣地境界線までの距離が1,820mmで軒の出が600mmの場合(1階部分)
右図の開口部からだけでは1階の6畳の居室の場合、クリアできませんので、1階部分に採光が必要な居室がある場合には、他の開口部から採光が確保できるか、又は配置を調整する必要があります。
こんな計算を試験のときにする必要はありませんが、明らかにクリアできるように隣地境界線からの距離、開口部面積を設計することが大切です。また、以下のような特例も考慮することができます。
●有効開口部が2ヶ所以上あるときは、加算することができる。
●随時開放できるふすまや障子などで仕切られた2室は1室とみなすことができる。
●道路に面する場合は、採光補正係数の算定地が1.0未満であっても1.0とすることができる。 |
隣地境界線まで2,275mmの場合
隣地境界線まで1,820mmの場合 |