設計製図答案例>平成18年

平成18年二級建築士「設計製図の試験」答案例 2006.10.4(水)

平成18年二級建築士「設計製図の試験」お疲れ様でした。

今年の本試験問題は、ある地方都市において、その地域出身の著名な絵本作家の絵本や原画等を近隣の児童や住民が気軽に閲覧や鑑賞ができるようにするとともに、絵本の創作教室の開催等を通じて地域に開かれた記念館を計画するもので、隣接する公園からも利用できること、展示室は公園側に配置し吹抜けを設けること、屋外テラスを設け展示室と直接行き来できるようにすることが重要な条件でした。

要求室については、特筆することはありませんが、屋外に屋外テラス、駐車スペース2台、駐輪スペース10台が要求され、建築物以外の屋外計画が重要な要素になりました。特に、公園からも利用でき、近隣の児童や住民が気軽に利用できる施設としながらも、屋外テラスは外部から直接入れない計画とすることが大きなポイントでした。再度、本試験課題を検討され、平成18年の設計製図試験対策のまとめとしてください。

地域に開かれた絵本作家の記念館〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建 答案例 2006.10.4(水)
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平成18年二級建築士「設計製図の試験」合格発表 2006.12.7(木)

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。平成18年の二級建築士「設計製図の試験」は、受験者16,934人、合格者9,451人、合格率は55.8%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに9,451人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という公表です。
 ランクT:「知識及び技能」を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

各ランクの割合は、T:55.8%、U:15.2%、V:19.8%、W:9.2% と発表されました。

「採点のポイント」は次のように公表されました。

「地域に開かれた絵本作家の記念館〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建」〕
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@ 地域に開かれた施設の計画
A 「展示室」・「屋外テラス」の配置計画及び動線計画
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 断面構成に関する知識
(5) 要求図面の表現
(7) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「260u以上、290u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
エントランスホール、展示室(上部が吹抜けでないもの又は公園側に配置されていないものを含む)、事務室、創作室、児童図書室
E エレベーター(1基)の欠落
F 屋外テラスの欠落
G 公園から利用できないもの
H 著しく非常識な計画(階段の欠落等)
二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEICより

平成18年二級建築士「設計製図の試験」課題発表 2006.6.21(水)
  地域に開かれた絵本作家の記念館〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建〕について










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