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2004 設計製図の試験 答案例 2004.10.3(日)

平成16年二級建築士「設計製図の試験」お疲れ様でした。

今年の本試験問題は、趣味室は夫婦共通の趣味であるフラワーアレンジメントに利用する、また、家族の友人等を招待してのパーティー等に利用することが出来るよう計画することが重要な条件でした。さらに、和室は趣味室と一体的に利用できる、屋外テラスは趣味室から直接行き来できるように条件されたことで、趣味室の配置が計画上の大きなポイントになりました。

2階床伏図兼1階小屋伏図については、凡例の表示記号が示され、断面寸法を記入するよう要求されましたが、柱・胴差・床梁・けた・小屋梁の軸組構成と断面算定について、基本的な知識を習得されていた方は迷うことなく記入できたと思います。また、根太・たるきは記入しなくてよいと条件されましたので、無理のない時間配分だったと思われます。なお、根太、たるきは、記入されても問題はないと考えます。

今年の本試験問題において、最も難しいと思われる点は延べ床面の要求範囲だったと思います。所要室を各室の要求面積通りに配置した場合、延べ面積が要求範囲に満たないことに気づき、再度、エスキスをされた方が多かったのではないでしょうか。答案例は台所・食事室・居間、趣味室、夫婦室を広めに設定し、収納を多く設けることで延べ床面積の要求範囲を満たす計画としました。

再度、本試験問題を検討され、平成16年の設計製図試験対策のまとめとしてください。


趣味(フラワーアレンジメント)室のある専用住宅(木造2階建) 2004.10.3(日)
ご注意) この答案例は建築士.comが独自に作成したもので、本試験の模範回答ではありません。

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2004 設計製図の試験 採点のポイント 2004.12.9

製図の試験の日から待ちに待った合格発表が行われました。平成16年の二級建築士「設計製図の試験」は、受験者20,744人、合格者11,586人、合格率は55.9%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新に11,586名の二級建築士誕生、おめでとうございます。

採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という公表です。
 ランクT:「知識及び技能」を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの

各ランクの割合は、
T:55.9%、U:14.8%、V:20.2%、W:9.1% と発表されました。


「採点のポイント」は次のように公表されました。 2004.12.9
  
「趣味(フラワーアレンジメント)室のある専用住宅(木造2階建)」
(1) 設計課題の特色に応じた計画
「趣味室」の計画
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 架構計画(平面計画に対応した柱、横架材、小屋組等の構成)
(5) 矩計に関する知識
(6) 要求図面の表現
(7) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 木造2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「150u以上、190u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
居間・食事室・台所、趣味室、和室、夫婦室、子供室
沖縄県の試験 居間・食事室・台所、趣味室、和室、夫婦室、子供室(1)、子供室(2)
E 階段の欠落

二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEICより

平成16年の試験では、2階床伏図兼1階小屋伏図が要求され、採点のポイントに(4)架構計画が加えられています。この図がどのような配点であったのか、非常に気になります。
設計製図の試験答案例を公開しています。もう一度、ご自身の答案を思い出し、発表された採点のポイントと照合され、設計製図試験の総復習としてください。

平成16年 趣味(フラワーアレンジメント)室のある専用住宅答案例



平成16年の課題「趣味(フラワーアレンジメント)室のある専用住宅(木造2階建)」について 2004.6.28(月)










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