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令和6年二級建築士「設計製図の試験」合格発表

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。令和5年の二級建築士「設計製図の試験」は、実受験者 9,988人(うち製図から 4,523人)、合格者 4,985人、合格率は49.9%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに 4,985 人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

1.合否判定基準
二級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和6年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。

採点のポイント
観光客向けのゲストハウス(簡易宿所)(鉄筋コンクリート造)
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@喫茶スペースの計画
  A談話コーナーの計画
  B屋外広場の計画
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 断面に関する知識
(5) 要求図書の表現
(6) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@鉄筋コンクリート造2階建てでないもの
A要求図書のうち図面が1面以上未完成
B図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C延べ面積が、「250u以上、300u以下」に適合していないもの
D要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階:エントランスホール・観光案内所、管理人室、
2階:客室、談話コーナー
  屋外:屋外広場
E著しく非常識な計画(エレベーター、階段の欠落等)

採点結果区分等

採点結果については、ランクT、U、V、Wの4段階区分とする。
 ランクT:「知識及び技能」※を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

なお、採点の結果、ランクT、U、V、Wのそれぞれの割合は、次のとおりであった。
 ランクT:47.0%、ランクU:4.7%、ランクV:37.1%、ランクW:11.15%
※ 構成比は、小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため、必ずしも合計値が100にならない場合があります。

解答の傾向
「未完成」、「主要室の欠落」、「設計条件の違反(喫茶スペース・談話コーナー等の席数、屋外 広場の計画、非常用電源室の配置の計画が不適当なもの)」、「要求図書の違反(防火設備の表 示が不適当なもの)」に該当するものが多かった。

「合格基準」
採点結果における「ランクT」を合格とする。


2.その他
試験問題及び標準解答例は、当センターホームページに掲載します。


二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEICより

建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)

 問題用紙  答案用紙 合格基準等   標準解答例
ダウンロード(PDF:222KB)
ダウンロード(PDF:40KB)
ダウンロード(PDF:80KB)
ダウンロード(PDF:329KB)











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