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令和元年二級建築士「設計製図の試験」合格発表

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。令和元年の二級建築士「設計製図の試験」は、実受験者10,884人(うち製図から3,326人)、合格者5,037人、合格率は46.3%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに5,037人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

”二級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和元年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(木造2階建て)
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@ 事務所部分の計画
A 事務所部分と住宅部分の相互の動線計画
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 断面構成に関する知識
(5) 要求図書の表現
(6) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 木造2階建てでないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「170u以上、220u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階: 事務所部分…玄関、事務室、応接室
住 宅 部 分…玄関、「居間(A)・食事室・台所(これら3室を1室又は2 室にまとめてもよい)」
2階: 住 宅 部 分…居間(B)、夫婦寝室、子ども室(A)、子ども室(B)
E 著しく非常識な計画(階段の欠落等)

採点結果似については、ランクT、U、V、Wの4段階区分とする。
 ランクT:「知識及び技能」※を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

採点の結果、各ランクの割合は、T:46.3%、U:12.5%、V:30.1%、W:11.1% と発表されました。

解答の傾向 「未完成」、「設計条件の違反(要求室の欠落、外壁の仕上げ、階段の計画)」、 「要求図書の違反(断面図の切断位置)」に該当するものが多かった。

「合格基準」
”採点結果における「ランクT」を合格とする。”



建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)
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