設計製図答案例>平成25年答案例

平成25年二級建築士「設計製図の試験」合格発表 2013.12.05(木)

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。平成25年の二級建築士「設計製図の試験」は、実受験者9,185人(うち製図から3,720人)、合格者4,864人、合格率は53.0%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに4,864人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

”二級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における平成25年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
「レストラン併用住宅(木造2階建)」
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@ 「レストラン部分」と「住宅部分」との相互の動線計画
A 客室、屋外テラス、菜園の配置、動線計画
B 建築物の耐震性の確保
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3) 架構計画
(4) 矩計に関する知識
(5) 要求図書の表現
(6) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 木造2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「170u以上、210u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階 客室、厨房、玄関ホール、居間、食事室、台所(ただし、居間、食事室及び台所は、1室又は2室にまとめてもよい)
2階 夫婦寝室、子ども室(1)、子ども室(2)
E 屋外テラス及び菜園の両方が欠落
F 著しく非常識な計画(階段の欠落等)

「採点結果の区分」
採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という発表です。
 ランクT:「知識及び技能」※を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
各ランクの割合は、T:53.0%、U:15.8%、V:21.6%、W:9.6% と発表されました。


「合格基準」
”採点結果における「ランクT」を合格とする。”


二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEICより


標準解答例
試験問題等が建築技術教育普及センターに掲載されました。
”試験の透明性を高めるとともに、二級建築士を志す者に対して、習得すべき知識及び技能の目安を示すためのものです。(掲載期間は3年間)” 「学科の試験」と 「設計製図の試験」について、試験問題等と標準解答例が掲載されています。

建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)


平成25年二級建築士「設計製図の試験」答案例 2013.9.20(金)

「レストラン併用住宅(木造2階建)」
    この答案例は建築士.comが独自に作成したものです。

平成25年二級建築士「設計製図の試験」お疲れ様でした。レストラン併用住宅(木造2階建)の答案例を作成しました。
今年の本試験課題は、多くの指定条件がありました。設計条件のAに、ただし書きで、”レストラン部分の厨房用通用口へのアプローチと住宅用玄関へのアプローチとは、兼用してもよい。”と条件されていて迷った方もいるでしょうが、答案例では兼用しないことにしました。木造課題の中では、難しい課題だったと思います。


平成25年二級建築士「設計製図の試験」課題発表 2013.6126(水)
「レストラン併用住宅(木造2階建)」










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