設計製図答案例>平成14年

2002 設計製図の試験 答案例

平成14年の試験では、木造、S造ともに吹抜や天井高の要求条件により、断面計画に配慮が必要でした。
工房のある工芸品店併用住宅
(木造2階建) 答案例
   1階平面図兼配置図
   2階平面図
   北側立面図
   矩計図
   面積表
   A2全体図

商店街に建つコミュニティ施設
〔鉄骨造(純ラーメン構造)2階建〕 答案例
   1階平面図兼配置図
   2階平面図
   南側立面図
   断面図
   面積表・仕上表
   A2全体図

2002 設計製図の試験 採点のポイント

平成14年の二級建築士「設計製図の試験」は、受験者19,312人、合格者10,834人、合格率は56.1%という結果が出ています。採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という公表です。2001年は、ABCDEの5段階でランクABが合格でしたが、2002年の発表では、2001年の一級建築士の設計製図と同じ4段階の採点になっています。採点ランクの割合は、T:56.1%、U:14.2%、V:14.2%、W:15.5% と発表されました。このうち、Wは失格項目に該当するもので、次の内容です。

「工房のある工芸品店併用住宅
(木造2階建)」
「商店街に建つコミュニティ施設
〔鉄骨造(純ラーメン構造)2階建〕」
失格項目
@ 木造2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「190u以上、230u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
売場、工房、準備室、和室、居間、食事室・台所、寝室、書斎(夫用)、書斎(妻用)
E 階段の欠落
失格項目
@ 鉄骨造2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「250u以上、290u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
事務室、多目的室、会議室、和室、洋室
E 階段又はエレベーターの欠落
二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEIC 

この失格項目に該当する方が15.5%と公表されています。なかでも、「要求図書のうち図面が1面以上未完成」がほとんどを占めるのではないでしょうか。










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