■課題の特徴
この課題は、小都市近郊の市街地において、美術館を計画するものである。この施設は、市民にとって親しみやすく気軽に利用できるものとする。
計画に当たっては、特に次のことが求められている。
(1) 建築計画については、次の点に留意する。
@ 展示部門、収蔵部門、共用部門、管理部門の異なる機能を適切にゾーニングした計画とするとともに、動線に配慮した計画とする。
A 建築物の環境負荷低減に配慮した計画とする。
B 敷地の周辺環境に配慮する。
(2) 構造計画については、次の点に留意して計画する。
@ 建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画する。
A 構造種別、架構形式、スパン割を適切に計画する。
B 耐力壁等を設け、耐震に配慮する。
C 部材の断面寸法を適切に計画する。
(3) 設備計画については、次の点に留意して計画する。
@ 空調設備、給排水衛生設備、電気設備を適切に設け、環境負荷低減に配慮する。
A 排煙設備を適切に設ける。
B エレベーターを適切に設ける。