■製図練習課題NO.13 温浴施設のある「道の駅」
この課題は建築士.comが独自に作成し、平成26年の1級建築士製図対策室に公開した実践課題を再編集したものです。
この練習課題に取組む中で、問題の解き方、図面表現方法、計画の要点等を学び実力を身につけてください。この他、1級建築士WEB製図講座もご活用ください。
■課題の特徴
この課題は、ある地方都市において、温浴施設のある道の駅を計画するものである。なお、この施設は、景観の良い渓流沿いにあり、利用者が気軽に利用できる施設となることが求められている。
■計画に当たっての留意事項
計画に当たっては、特に次のことが求められている。
(1) 建築計画については、次の点に留意する。
@施設への利用者メインアプローチは、東側の歩行者通路からとする。
A温浴部門、物産部門、地域連携部門、共用・管理部門の異なる機能を適切にゾーニングした計画とするとともに、動線に配慮した計画とする。
B敷地の周辺環境に配慮する。
(2) 構造計画については、次の点に留意して計画する。
@建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画する。
A構造種別、架構形式、スパン割を適切に計画する。
B必要に応じて、耐力壁等を設け、耐震性に配慮する。
C部材の断面寸法を適切に計画する。
(3) 設備計画については、次の点に留意して計画する。
@空調設備、給排水衛生設備、電気設備、消火設備を適切に設け、環境負荷低減に配慮する。
A自然採光を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
Bエレベーター(利用者用・管理用)を適切に設ける。
■計画の要点等には、次の記述が求められています。
(1) 建築計画について、次の@〜Cの要点等を具体的に記述する。なお、要求図書では表せない部分についても記述する。
@建築物の外部動線について、配慮したこと
A建築物の内部動線について、配慮したこと
B建設用地の周辺環境について、配慮したこと
C温浴部門の浴室の配置及び動線計画について、配慮したこと
(2) 構造計画について、次の@〜Aの要点等を具体的に記述する。なお、要求図書では表せない部分についても記述する。
@建築物の構造種別、架構形式及びスパン割とこれらを採用した理由
A耐震計画について、配慮したこと
(3) 設備計画について、次の@〜Bの要点等を具体的に記述する。なお、要求図書では表せない部分についても記述する。
@建築物に採用した空調方式と採用した理由
A建築物に採用した消火設備について配慮したこと
B設備スペース及び設備シャフトの配置計画について、配慮したこと
(4) 建築物の環境負荷低減(熱負荷の抑制、省エネルギー等)について、配慮したことを具体的に記述する。
設計に慣れている方は、始めに設計課題だけをダウンロードし、エスキースを行ってください。その後、解説や答案例を参照されると、気づかなかった点や問題の意図が理解し易くなります。
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