採点のポイント

平成25年設計課題 大学のセミナーハウス

「設計製図の試験」合格おめでとうございます!
2013.12.19(木)

「設計製図の試験」の日から待ちに待った合格発表が行われました。平成25年の一級建築士「設計製図の試験」は、受験者9,830人、合格者4,014人、合格率は40.8%という結果がでました。この一年、誘惑に負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに4,014人の一級建築士誕生、おめでとうございます。

”一級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における平成25年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
平成25年設計課題 大学のセミナーハウス
(1) 空間構成
@ 建築物の配置計画
A ゾーニング・動線計画
B 要求室等の計画
C 建築物の立体構成等
(2) 意匠・建築計画
@ 要求室の機能性・快適性等
A 図面表現等
(3) 構造計画
@ 構造種別、架構形式及びスパン割り等の計画
A 梁伏図及び部材の断面寸法等
(4) 設備計画
@ アトリエにおける空調方式、空調機の設置位置及び吹出口・吸込口の計画
A 建築物の省エネルギーの計画
B 受変電設備、空調室外機及び浴室用の給湯・ろ過設備の計画
(5) 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合
@ 「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
A 地上2階建てでないもの
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
C 「建築面積が1,050u以下でないもの」又は「床面積の合計が1,500u以上、1,800u以下でないもの」
D 次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
セミナー室A、セミナー室B、セミナー室C、アトリエ、和室、宿泊室A(6室)、宿泊室B(2 室)、宿泊室C(2 室)、浴室、エントランスホール、食堂、事務室、設備スペース、エレベーター、便所(共用部分に計画されていない)
E その他設計条件を著しく逸脱しているもの

「採点結果の区分」
採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格です。

 ランクT:「知識及び技能」を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの
 *「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。


各採点ランクの割合は、T:40.8%、U:27.3%、V:19.2%、W:12.7% と発表されました。

「合格基準」
採点結果における「ランクT」を合格とする。
 財団法人建築技術教育普及センター(JAEIC)より

標準解答例
試験問題等が建築技術教育普及センターに掲載されました。”試験の透明性を高めるとともに、一級建築士を志す者に対して、習得すべき知識及び技能の目安を示すためのものです。(掲載期間は3年間)” 「学科の試験」と 「設計製図の試験」について、試験問題等と標準解答例が掲載されています。


平成25年一級建築士「設計製図の試験」課題発表
  
大学のセミナーハウス


 建築技術教育普及センター(一級建築士試験 試験問題等)

平成25年設計課題 大学のセミナーハウス
問題用紙 答案用紙 合格基準等  標準解答例
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